乳酸菌を必要とする年齢層

乳酸菌は大人に不足しがちだと思われますが、実は大人よりも子供の方が免疫力が低いという事はご存知でしょうか。
一見子供の方が健康的で病気に強く思われるかもしれませんが、実は成人の方が免疫力は高いものなのです。
ですから、成長期には乳酸菌に限らずカルシウムやビタミン類などは必要としますし、親も献立をしっかり考えなければいけません。

また高齢者は便秘になりやすいのですが、その理由として腹筋が弱くなったことによる腸の蠕動運動が弱くなるため便秘になるのです。
そして免疫力自体が下がってきているので病気にもなりやすいですし、腸内は悪玉菌の増えやすい環境になっている状態です。
それから高齢者というのはとにかく食が細くなりますので、若い時のように肉やご飯を食べなくなってくるため、便自体が出にくくなる傾向にあるようですね。
変わりにあっさりした蕎麦やうどんを好んで食べるせいか、便のカサも減り便秘になりやすいものですし高齢者がかかる便秘は非常に厄介なレベルになります。

また特別養護老人施設や市の介護施設には、高齢者の便秘を防ぐ為に食事にダノンやビオのヨーグルトが出るところもあるので乳酸菌不足を考えているんですね。
それから流動食しか食べられない老人を除いては、メニューを見ると分かりますが食べるもののバランスはしっかりしている方だと思います。
それだけではなくカルシウムや乳酸菌が不足したまま高齢者になれば、骨密度が薄くなって骨がスカスカになる骨粗しょう症も考えられてくるのです。
このように年齢的に考えればやはり若い世代よりも、身体の機能自体が衰えてくる高齢者には特に乳酸菌は必要なのではないかと思います。

体力的にも内臓の機能としても若い世代よりかは健康には気を使わなければいけないので、乳酸菌が最も必要な世代は高齢者と言うのがよく分かりますね。
またヤクルトのような乳酸菌飲料などを食後に飲むことも大切ですし、お年寄りの健康管理にも大変役に立つものなのです。